昨日は、服を着たままシャワーを浴びてしまった。三ツ矢です。
熱心でも繊細でもないから、このちょうどいい距離から話せることをお話するね。
まずは、今までありがとうございました。
あたたかさに甘え、良くも悪くも素直な自分でいることができました。途中入部でも優しくしてくれてありがとう。
迷惑をかけてしまったことのある方々へ、あの時はごめんなさい。
話したことがない人、いろんなことを話せたあなた、当たり障りなく笑えた誰か。
この先もう二度と会うことがない人もいるかもしれませんね。
平穏な日々に、どうかお元気で。
私はとても楽しかったです。
では、こうしてものを書くのも最後ですので、着衣したままシャワーを浴びるとはどういうことか、という話をしたいと思います。
私は大変怠けているので、帰宅してすぐお風呂に入るなんてことはあり得ません。
昨夜は、頭の歯車のひとつがベイブレードのように熱く回転していました。アルコールのせいです。無意味な寂しさがぶつかり合って発熱するために、心をひどく冷やすほかなかったのです。それで家に着くなり風呂場に倒れ込みました。水を浴びたかった。
服を脱ぎ忘れるという奇行は、忘れるというより気怠くて面倒でした。なぜ服を脱がなければならないのか??
かろうじて脱げたジーンズとスマートフォンを扉の外で待たせ、私は初めて服を着たままシャワーを浴びました。
すべてが冷えきった後、びちょびちょになって張り付くシャツに身をまかせ、引きずられるように浴槽に沈んでいきました。耳の奥にずるずると入ってくる水が心地よくて、心臓の音が大きく聞こえました。特に閃くこともなく、その日は穏やかに終わります。
昔話ですが。
食べたものを吐き戻す日々の末、死にたいと独りごちた夜がありました。
脳のしわ、血管のひだ。幼い頃から時間をかけて、そこらへんに少しずつ染み込んできた毒があって。それがじわじわ全身に回り、思考の中枢を支配するようになったのかもしれません。
私は遺書を書きました。
でも3行目から先が思い浮かばなくて、馬鹿らしくなってやめました。
ところで、大阪市立大学の保健管理センターには、在学生であれば無料で受けることのできるカウンセリングサービスがあります。
無料ですが、カウンセラーは臨床心理士の方で、きちんとカウンセリングを行なってくれます。また、市大の教員ではなく外部からの心理士なので、授業で気まずくなることなどはありません。
保健管理センターの受付で一言、「こころが苦しいのでカウンセリングを受けたいです」とかで大丈夫。渡されたヒアリングシートに、症状や悩んでいることを簡単に記入して渡せば、予約することができます。どんな悩みでも、悩みにすらなっていないことでもいい。元気いっぱいでもいい。誰かと一緒に行ってもいい。怪訝そうな顔をされることは絶対にありません。
初回のカウンセリングはインテークというもので、趣味や家族構成の話、悩んでいる状況やその背景についてなど、いろいろと話を聞いてくれます。
就活やバイトの面接に行くのと似たような感覚があるけれど、こちらのペースに合わせて先生も話してくれるし、話したくないことは話せないと断っていいし、特に話したいことがあるならメモに書いて持っていっても大丈夫。
それからは、週に1時間程度、カウンセリングを受けることができます。
インテークで話した内容について、より深く詳しく聞いてくれるというような感じです。
希死念慮が強かったり、命が危険だと思われる場合は、週に1度だけ市大に出勤している精神科医の先生に相談して、病院への紹介状を書いてもらうことがあるかもしれません。
カウンセラーも精神科医の先生も、受付の人までいい砂糖加減で、みんな親切な人でしたので、市大のカウンセリングサービスを紹介させていただきました。
いきなり病院に行くとなると、ハードルが高くてなんか怖いし、お金かかるし、自分なんかたいして重い症状もないのに行っていいのかとか考えちゃうかもしれません。そんな時、市大のカウンセリングルームはおそらく、ちょうどいい場所になり得ます。
心療内科に自分で電話してみてももちろん大丈夫です。個人的には、大手の病院はおすすめしないかもしれません。忙しさゆえ、どうしてもたらい回しにされてしまう可能性があるそうです。あと、これは経験に基づく偏見ですが、大手の病院は、電話口での対応がちょっぴり威圧的で怖かったかも。心が弱ってたからそう感じたのかもしれないけどね。
ひとりの人間の結末としては、今は、病院に通いながら頓服薬を処方してもらっています。身体の筋肉が弛緩して、なんとなく眠くなるようなお薬です。
抗不安薬の中でもかなり弱い種類のお薬で、私には病名もありません。たぶんそんなに暗い人間でもないです。普通に笑うし、憎まれ口も叩くし、バイトもそれなりやってます。好きなひとがいて、好きな食べ物があって、好きな曲があります。誰もいない8号館で、遅刻して授業に行くのが億劫になり、ビニール傘でアバンストラッシュを一振りしたこともあります。
そしてアコギ部はとっても楽しかった。
最後に伝えたいこと。
どんな人にも影みたいなものがあるかと思いますが、それが濃いとか薄いとか、美味いとか不味いとか、そういうのが比較的な話だとするなら私はあんまり好きじゃないです。
ただあなたが生きづらいと感じることは、誰がなんと言おうと生きづらいことで、「もっと辛いひとが他にいるんだから」という言葉で前を向けない日が確実にあって。どうか、どの場面でもお願いです。死んでしまうような無理をしないでください。
それでは。明日の自分とみなさまへ。
服を着てシャワーを浴びるのはなかなか気持ちいいぜ!
※アバンストラッシュは、いろんな意味で周囲に人がいないかよく注意して練習するように
次回、あわちゃん!