私のギターとの出会いは良いものではありませんでした。高校の音楽の授業でクラシックギターを弾いたのがその出会いです。
全然押さえられないギターに悪戦苦闘し、正しい音がなればいいだろうと勝手な指さばきで挑んだ音階テストで指めちゃくちゃねって言われました。
時は流れて、一回生の春。あの日は雨が降っていました。新歓怖いなぁと思いつつ友達と歩いてたら、ガタイのいいお兄さんと可愛らしいお姉さんに、ギター興味ない??と聞かれました。私は高校時代の思い出から、ないです!って言ったんですが、そんなことは聞いてくれないお兄さんがチラシ持って帰りと無理矢理渡されたのがアコギ部のチラシです。
家に帰って雨に濡れたチラシを選別していて、本当になんとなく残す側のチラシに選んだことが良かったのかもしれません。
残したチラシの中を見返していると、輝いて見えたのはアコギ部のチラシでした。
これだ。そう思って初めて1人でボックスに行ったのがこのサークルです。
離れられなくなってしまった音楽をどうしても続けたかった。
アコギならクラシックギターよりも細いからなんとかなるかもしれない。
お酒は怖くないらしい。
好きな時にいける。
弾き語りかっこいい。
そんなことを考えながらアコギ部に入部を決めました。この選択は私の大学生活をキラキラと輝かせました。
前置きが長くなりました。
みなさん、こんにちは。ほのほのです。
ある日あみちゃんが私のことをほのほのと呼んでくれたところから始まったこのあだ名が私は大好きです。
卒業の季節があっさりと流れて、みんなと話せないまま、思い出を懐かしむあの空気も感じられないまま過ぎてしまったのが寂しい。
この場でそんな寂しい気持ちを少しでも補うために書きたいと思います。
長いブログになるかもしれません。でもこれを読んでくれている人は長くてもきっと嫌な顔はしないと思うので、書きたいことをめいっぱい綴ろうと思います。
私は入学当初、大学生がすごく怖かったんです。飲み会も怖いし、ぐいぐい新歓されるのも怖い、おまけにいきなり下の名前で呼ばれるから大学はいったいどうなってるんだって思っていました。
こういうこともあって、アコギのイベントはそれなりに参加してたけど、最後までおらずに途中で帰ってたし、飲み会も行こうとはしてませんでした。
そんな私に飲み会おいでよ〜、合宿おいでよ〜と積極的に誘ってくださった先輩方がいました。怖いから行かない…から怖いけど行ってみようってなるまで先輩は強制することもなく、優しく待ってくれました。
そうして行ってみた飲み会はもちろん合宿もとても楽しくて、合宿は帰ってきた後町の人の声がアコギ部員の声に聞こえました。
もっと楽しみたい!
そう思ってアコギ部に積極的に参加するようになりました。初めての夏休み、夏休み終わるのは寂しいけど学校始まったらボックスにもっといける!と楽しみに思ったのを覚えています。
そんな経緯があって、私はアコギ部に来るようになったんですが、みんなにはそれぞれのきっかけがあってアコギ部に来るようになったんじゃないでしょうか。
アコギ部は決まった活動日がないからこそ、来たいと思わないと集まってきません。
みんなはどんなきっかけがあったんだろう?
私はアコギ部のイベントに参加して、アコギ部の暖かさが好きになりました。
もしかしたら、私とおんなじ風にちょっと大学生のノリが怖くて、でもサークルで楽しく過ごしたい、そんな子に少しでもアコギのことを知ってもらいたい、アコギの暖かい雰囲気を体験してもらえるためのきっかけになりたいなと思っていました。
私も先輩からそのきっかけを与えてもらったように。
きっかけになれたかどうかはわからないけれど、きっかけになろうといろんな子に話しかけてみようとしたことで、後輩の子たちとたくさん話が出来て私はとても楽しかったです。
先輩として私が1番嬉しいのは、後輩のみんなが楽しそうにサークルに参加してくれることなんです。
アコギ部は何をしても暖かく見守ってくれます。自分らしくアコギ部という場を楽しんでいってください。
また、アコギ部が好きなあなた、アコギ部を好きだと思ってくれる子が増えるように、小さなことでもいいから何かしてみてください。
アコギ部がいつまでも暖かい場所で、多くの人に愛される場所であってほしいのです。
お願いしますね。
14期のみんなへ
私は14期のみんなと一緒に4年間過ごせて本当に幸せでした。
みんな私にない素敵なものを持っていて、あの子のこんなところがほしい、あんなところがほしいってずっと思ってきました。
そんな羨んでばかりの私にも良いところがあるって教えてくれたのが14期のみんなです。
アコギ部について熱く語り合って、時にはお腹痛いくらい笑って、そんな時間をみんなと過ごせてよかった。
4年間ありがとう!
みんなのこと、大好きです。
ボックスに行ったら誰かがいて、
たわいもない話をしてギターを弾く。
好きなアーティストについて熱く語り合える。
元気がなくてもボックスに行って誰かと話して、歌って、ボックスの誰かと一緒に帰る。
ただそれだけで何もなかった1日がパッとよかった日に変わる。
強制をするわけでもなく、でも行けば迎え入れてくれるそんな居場所があったことで何度も元気をもらったし、何度も救われました。
アコギ部、ありがとう。
アコギ部で出会った全ての皆さんに感謝しています。
みんなキラキラして大好きな人たち。
みんなの幸せを願っています。
また会いましょう!
最後はじょーじ!